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我々(昭和世代)が昨今の職場環境に思うこと。

2026年8月17日 | column_wood

すでに年金受給世代となりましたが、まだ現役で働いている仲間が周りにもいます。彼らと話すと、度々次のような愚痴を耳にします。

「最近の福祉は悪くなった」

介護保険が浸透して制度的にも充実し、昔に比べれば恵まれた時代になっています。それにもかかわらずそう感じるのは、福祉従事者の考え方や価値観が時代と共に大きく変化したからに他なりません。(この点については、また別の機会に譲るとします)
福祉に限らず、昨今の職場環境における最大の変化といえば「飲み会や食事会が無くなったこと」ではないでしょうか。
最近では職場でのストレス改善や離職予防のため、職場のコミュニケーションの重要性が叫ばれています。昭和世代は何かにつけて職場の仲間と飲みに行ったり、遊びに行ったりするものでした。上司の奢りで飲む酒は美味しくもあり、時にはご機嫌取りが苦痛に感じることもありました。
しかし最近はそうした機会もなく、後輩を誘ってもほぼ断られます。最初は「自分は嫌われているのか」と思いましたが、どうやらそうではなく、そもそもそうした文化自体が無いようなのです。もちろん親しい友人となら食事に行くものの、「さほど親しくない人と仕事以外の時間を過ごす必要性を感じない」というのが彼らの本音のようです。
彼らは「職場の人(ましてや上司)と飲みに行っても話すことがない」と言います。しかし、そもそも職場の飲み会で仕事以外の話をあえてする必要はないのです。
職場で起きた些細な出来事や噂話を聞くなかで、周囲の仕事に対する姿勢や考え方の違いを知る。先輩・同僚・後輩がどのように仕事に向き合っているかを理解し、自分の考えや言動が他人からどう見えているのかに「気づく」ための絶好の機会だったのです。
個人のプライバシーが尊重される時代になり、他人の人と成りを理解しようとすること自体が「プライバシーの侵害」と捉えられかねない昨今。ですが、一緒に働く仲間が「何を考えているのかすら分からず、信用もできない状態」で、円滑なコミュニケーションを求めること自体に無理があるのではないかと思ってしまいます。