
「終活」という言葉を日常生活で普通に使うようになって久しくなりました。
この言葉を最初に使ったのは『週刊朝日』でした。のちに流行語大賞にノミネートされ、第一次「終活ブーム」へとつながりました。
当時の終活は、「入棺体験」や「遺影の写真を撮る」など、自分自身が死を受け入れるための活動というイメージが強いものでした。
この言葉を最初に使ったのは『週刊朝日』でした。のちに流行語大賞にノミネートされ、第一次「終活ブーム」へとつながりました。
当時の終活は、「入棺体験」や「遺影の写真を撮る」など、自分自身が死を受け入れるための活動というイメージが強いものでした。
「骨にされたら自分で墓には入れんぞ」

私は、地域包括支援センターで働いていた時ご家族からの相談がきっかけで、終活の大切さを痛感し、啓蒙活動を開始しました。
「終活」ムーブメントの中で、私は「亡くなった後の希望を生前に話しておくことの大切さ」を強く感じたのです。
核家族化によって疎遠になっているお寺にいきなり親の遺骨を送りつけてお寺とトラブルになったり、役所などでの必要な手続きが抜け落ちたりと、遺された家族や周囲が困ってしまうことが多くあったからです。
終活は「自分のため」だけではなく「家族のため」でもあります。
骨になってからでは自分で希望する墓に歩いていくことはできません。誰かに入れてもらうしかないんです。生前から希望を伝えておかないと骨になってからでは遅い。
そのことを私は「骨にされたら自分で墓には入れんぞ」と伝えています。
「終活」ムーブメントの中で、私は「亡くなった後の希望を生前に話しておくことの大切さ」を強く感じたのです。
核家族化によって疎遠になっているお寺にいきなり親の遺骨を送りつけてお寺とトラブルになったり、役所などでの必要な手続きが抜け落ちたりと、遺された家族や周囲が困ってしまうことが多くあったからです。
終活は「自分のため」だけではなく「家族のため」でもあります。
骨になってからでは自分で希望する墓に歩いていくことはできません。誰かに入れてもらうしかないんです。生前から希望を伝えておかないと骨になってからでは遅い。
そのことを私は「骨にされたら自分で墓には入れんぞ」と伝えています。
「まだ先のこと」と思っていませんか?

「自分のほうが先に死ぬからいいんだ」などとおっしゃる方も多いですが、本当にそうでしょうか?
エンディングノート一つでも、元気なうちに書こうとすると意外に時間がかかります。実際に「もっと早く知っておけばよかった」という声もよく聞きます。
平成6年、私の母は認知症の症状が少し出ていたものの、体は元気で、いわゆる「ピンピンコロリ」で亡くなりました。 急なことでしたが、私は2年ほど前から母にお墓について聞き、お寺とも連絡をとっていたので、父が動転している中でも淡々と準備を進めることができました。
身近な人が亡くなると、とても冷静ではいられない状況になります。早めに終活について話をしておくことの大切さを身をもって実感しました。
元気なうちにやり残したことがないか振り返り、死後の手続きを誰に頼むのかをきちんと伝える。これが最後の親の務めではないでしょうか。
エンディングノート一つでも、元気なうちに書こうとすると意外に時間がかかります。実際に「もっと早く知っておけばよかった」という声もよく聞きます。
平成6年、私の母は認知症の症状が少し出ていたものの、体は元気で、いわゆる「ピンピンコロリ」で亡くなりました。 急なことでしたが、私は2年ほど前から母にお墓について聞き、お寺とも連絡をとっていたので、父が動転している中でも淡々と準備を進めることができました。
身近な人が亡くなると、とても冷静ではいられない状況になります。早めに終活について話をしておくことの大切さを身をもって実感しました。
元気なうちにやり残したことがないか振り返り、死後の手続きを誰に頼むのかをきちんと伝える。これが最後の親の務めではないでしょうか。
終活を始めるヒント

そしてもう一つ。ご家族の方へのアドバイスです。
親の終活をどうするか、切り出すのってなかなか難しいですよね。
そんなときはまず、自分が亡くなった時のことを親に話してみてください。例えば、「俺が死んだら田舎の墓に入るのかな?」とか。
または、お正月に年賀状が来たタイミングで「亡くなった時に知らせたい人の年賀状を分けておいてね」と伝えてみるのも良いですね。
エンディングノートも本人が一人で書く必要はありません。ご家族が聞き取って記入したり、自分の終活もかねて一緒に書いたりすれば、それは立派な終活になります。
親の終活をどうするか、切り出すのってなかなか難しいですよね。
そんなときはまず、自分が亡くなった時のことを親に話してみてください。例えば、「俺が死んだら田舎の墓に入るのかな?」とか。
または、お正月に年賀状が来たタイミングで「亡くなった時に知らせたい人の年賀状を分けておいてね」と伝えてみるのも良いですね。
エンディングノートも本人が一人で書く必要はありません。ご家族が聞き取って記入したり、自分の終活もかねて一緒に書いたりすれば、それは立派な終活になります。
モッカ